[練習試合 10.29 U-22日本代表候補 7-0 鳥栖]
切れ味鋭いプレーで、スタジアムに詰め掛けた観客を沸かせた。U-22日本代表候補のFW金森健志(福岡)はスターティングメンバーに名を連ねると、試合開始からエンジン全開。猛烈なプレッシングで相手から自由を奪って守備に貢献すると、鋭い裏への飛び出しで縦への推進力を生み、ボールを持てば細かいタッチと一気の加速で守備網を切り裂いた。
「このチームはつなぐことはできますが、最後のところで行き詰まることがあります。僕はドンドン裏を狙い、できるだけ多くのチャンスに絡もうと思っていました」。福岡大戦に続いて積極的にシュートを放ったものの、ゴールを生み出すことはできなかった。しかし、持ち味を存分に発揮して攻撃にアクセントを加えていたことは間違いない。
そして、何よりも戦う姿勢を示した。決して体格に恵まれているわけではないが、守備時にはボールホルダーに激しく寄せて球際の攻防を繰り返す。ドリブルの際に体を当てられても簡単には倒れず、たとえ体勢を崩そうともボールへの執着を見せて味方へパスを預けようとするなど、そのプレーには鬼気迫るものがあった。
それは来年1月に行われるリオ五輪アジア最終予選をしっかりと意識しているからこそ、示せた姿勢だった。「最終予選では戦う気持ちや球際の部分が一番大事になってくると思っています。その気持ちを出せるのも自分の持ち味だと思うので、皆にプレーで示したかった」。
最終予選まで3か月弱。「本当に時間はない」と語る男は、「自分も含めて皆も変わらなければいけないと思っていると思うので、自分がチームを引っ張っていけるように、率先してやっていきたい」と決意を表した。
(取材文 折戸岳彦)
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